次世代の自動車をご紹介している未来車(ミライノクルマ)へようこそ!

当サイト未来車は、「これからの未来にやってくる新たな車へのドキドキ感をお伝えしたい」というコンセプトで、自動車が大好きなTakaseと車LOVE(運営者プロフィール)が運営しています。

現在のところ、未来車では「電気自動車・燃料電池車・プラグインハイブリッド車・自動運転車・空飛ぶ車」の5つを次世代の自動車としています。

電気自動車と燃料電池車の違いを比較

エコカーの次世代を担っているのが電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)です。

電気自動車は「充電→蓄電池→モーター」という形で、燃料電池車は「水素→燃料電池→モーター」という形で車を動かしますが、簡単に両者の違いをまとめてみました。

項目 電気自動車 燃料電池車
動力 蓄電池+モーター 燃料電池+モーター
必要物 電気 水素
補給方法 充電スタンド(家庭にも設置可) 水素ステーション
補給のしやすさ ○(全国約3万ヶ所) △(全国約130ヶ所)
航続距離 △(市販車最長507km) ○(市販車最長750km)
普及状況
主な車種 日産 リーフ
三菱 i-MiEV
テスラ
BMW i3
ジャガー I-PACE
フォルクスワーゲン e-ゴルフ
トヨタ MIRAI
ホンダ クラリティ FUEL CELL

電気自動車(EV)

日産 リーフ
(日産 リーフ)

蓄電池(バッテリー)に蓄えられた電気を使って走る自動車です。英語の「Electric Vehicle」を略して「EV」とも表記されます。

蓄電された電力を動力として使うため、ガソリンは一切必要としません。そして、エンジンはなくモーターのみで走行するため、環境に最も優しい自動車と言えます。

電力でモーターを動かすという点は後述の燃料電池車にも共通していますが、水素ステーションが必要となる燃料電池車と異なり、自宅のコンセントから充電することもできるという利便性の高さも魅力となっています。

燃料電池車(FCV)

トヨタ MIRAI
(トヨタ MIRAI)

燃料電池で発電した電気を使って走る自動車です。英語の「Fuel Cell Vehicle」を略して「FCV」とも表記されます。

燃料電池は水素と酸素(空気)で発電を行うため、電気自動車と同様にガソリンは使用しません。燃料電池車は水素ステーション(ガソリン車のガソリンスタンドに相当)にて水素を補給します。

走行時に排出するものは水だけで、二酸化炭素や有害ガスを出さないことから、非常に環境に優しい自動車です。電気自動車と比べると航続距離の長さが優れていて、これからの発展に期待がかけられています。

プラグインハイブリッド車(PHV・PHEV)

三菱 アウトランダーPHEV
(三菱 アウトランダーPHEV)

現在主流となっているハイブリッド車を更に進化させたのがプラグインハイブリッド車です。英語の「Plug-in Hybrid Vehicle」を略してPHV、あるいは「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」を略してPHEVとも表記されます。

電気自動車とハイブリッド車の両方の機能を兼ね揃えていて、コンセントから直接バッテリーに充電してモーターを回して走行することも可能ですし、ガソリン車と同様にガソリンでエンジンを動かして走行することもできます。

走行距離が短ければ電気自動車として、走行距離が長かったり電池がなくなったりすればハイブリッド車として走行することができ、「電気自動車とハイブリッド車の良いとこ取り」と言えます。

電気自動車・燃料電池車との比較

  • 航続距離:(短い)EV<FCV<PHV(長い)
  • 燃費性能:(悪い)PHV<FCV<EV(良い)
  • 環境性能:(悪い)PHV<FCV=EV(良い)
  • 車体重量:(軽い)PHV<EV<FCV(重い)
  • 車体価格:(安い)PHV<EV<FCV(高い)

自動運転車

自動運転車の自動化レベル
(画像出典:フォルクスワーゲン

真の意味で「未来の車」と言ったら、やはり自動運転車でしょう!運転手が運転しなくても、車が自動で運転してくれる車のことを自動運転車と言います。

当然ながら実現には非常に高い技術力が要求されますが、トヨタや日産などといった数多くの世界的自動車メーカーが自動運転車の開発に力を入れています。

なお、日本政府や米国運輸省道路交通安全局によって、自動化のレベルが0~5まで定義されていますので、以下に簡単にご紹介します。

レベル 解説
0 運転自動化なし。全ての操作を運転手が行う。
1 運転支援。「ハンドル操作・加速・減速」のいずれかを自動で行う。自動ブレーキやアダプティブ・クルーズ・コントロールなど。
2 部分運転自動化。「ハンドル操作・加速・減速」のうちの複数を同時に行う。現時点で市販されている自動車の最高レベル。
3 条件付き自動運転。高速道路などと言った特定の場所でのみ、全ての操作を自動で行う。緊急時は運転手が操作を行う必要があるため、運転席に着席していなければならない。ここから先のレベルはまだ市販されていない。
4 高度自動運転。レベル3と同様に「特定の場所でのみ」という条件が付くものの、緊急時を含めて全ての操作を自動で行う。ここから先のレベルは運転手が運転操作をする必要がない。
5 完全自動運転。レベル4から場所の制限を取り払った、完全に自律化されたレベル。

空飛ぶ車

空飛ぶ車
(画像出典:CARTIVATOR - SkyDrive

SF映画や未来を描いた作品によく登場するのが「空飛ぶ車」です。夢物語のようですが、既に世界的に研究開発が進められていて、日本ではCARTIVATOR(カーティベーター)という団体が業界内で1番知られています。

CARTIVATORは、自動車メーカー(トヨタ・ダイハツ)や自動車部品メーカー(デンソー・アイシン精機)や電機メーカー(NEC・パナソニック・富士通)など、業種の垣根を越えて様々な企業からスポンサー支援を受けています。

2020年現在、まだ有人飛行は行っていませんが、試作機の浮上実験に成功するなど、確実に「空飛ぶ車」の誕生へと歩みを進めています。これからの進展から目を離せません!